酒井形成外科
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美容皮膚科
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レーザーって何?
【INDEX】
レーザーの呼び名
レーザーと光
レーザーと自然光の性質差
レーザーの発振
レーザーのパラメータ
レーザーの生体作用
主な皮膚用レーザーと光治療器
レーザーの呼び名
レーザーは英語でLASERと書きます。これは1960年、レーザーを初めて発振させたマイマン氏が名づけた Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(放射の誘導放出による光の増幅)という言葉の頭文字をとった人造語です。
Dr.T.H.Maiman
レーザーと光
レーザーとは純粋な単一波長の光です。では光とは何と言うと、これは量子力学で言う、波動性エネルギー表す電磁波の中の、ある波長帯(0.1〜10μm)を表しています。(μm=1/1000mm)分かりやすいように、図にしてみました。
【電磁波の波長による名称】
そもそも自然光は無数の波長の電磁波が入り混ざったもので、だからこそ色に満ち溢れているのですね。ただし、人間の目に認識できる光は、おおよ0.4〜0.9μm(400〜900nm)の電磁波で、これは色として識別され、これを可視光線と呼んでいます。ーちなみに電磁波のなかでおおよそ1nm以下を放射線、1〜400nmを紫外線900〜10,000nm(0.9〜10μm)を赤外線、それ以上を電波と呼んでいます。
レーザーと自然光の性質差
レーザー
自然光
コヒーレント性
(波のそろい方)
すべての波が一定にそろっている。
コヒーレントな波。
多方向性(分散)、多波長性
非コヒーレントな波
色
単一色
多発色
集束性
あり
なし(分散)
レーザーの発振
自然光は無数の波長の電磁波から成り立っていて、無数の色が存在しています。これに対しレーザーはたった1つの波長の電磁波であり、これを発振させることはきわめて困難なことでした。
1960年マイマン(maiman)氏が、初めて巨大なルビー結晶から694nmのルビーレーザーの発振に成功しました。これ以後何種類かのレーザー媒体により数種類のレーザーが発見されました。これらの媒体により発振されたレーザーは、その媒体名がレーザー名となりそれぞれ固有の波長を持っています。
【電磁波の種類とレーザーの波長】
【レーザー発進装置の原理】
レーザー媒体にフラッシュランプ等である光を投入し、高圧電気などの励起
(れいき)
エネルギーをあてると共振的に増幅してレーザー光が発生します。レーザー媒体を小さくするために、鏡を利用し媒体内を反復させます。
レーザーのパラメーター
レーザーの出力を表すものとして次のものがあげられます。
パワー・P(W:ワット)
レーザーの1秒あたりのエネルギー。
エネルギー・E(J:ジュール)
Pに作用時間をかけたもの。
フルエンス・E/A
1cm
2
あたりのエネルギー。
パルスワイド・PW(時間)
(ミリ秒・マイクロ秒・ナノ秒)
レーザーの光っている時間 。
この中でもエネルギーの J
(ジュール)
と PW
(パルスワイド)
は、とてもよくでてくる表示です。
レーザーの生体作用
生体組織にレーザーがあたると、レーザーはエネルギーを熱として放出しつつ、生体組織のある深度で消滅します。これは、皮膚に太陽光があたると、暖かいと感じられるのといっしょの原理ですね。ただし、レーザーは特有の波長の単一光ですので、ある色にしか反応しないのです。また、レーザーがどの程度その組織に浸透するかは、その波長によって異なります。組織の吸収スペクトルでもっとも大切なものは、水、ヘモグロビン、メラニンです。この3つの物質のそれぞれのレーザー吸収特性を表したものが下の図です。
【水・メラニン・ヘモグロビンの各波長における吸収スペクトル】
【レーザーの実験ムービー】
注)
ムービーをご覧になるためにはQuickTimeプラグインが必要になります。QuickTimeプラグインはApple社のHPより無料でダウンロード頂けます。
主な皮膚用レーザーと光治療器
波長(nm)
特性
適応疾病
欠点
炭酸ガスレーザー
10,600
水への熱吸収
小さな皮膚腫瘍の切除
傷跡ができやすい
ロングパルス色素レーザー
590
血管の破壊
血管種
あかあざ
ノーマルルビーレーザー
694
メラニン特異吸収
表在性色素班
深達性が低い
Q-ルビーレーザ
694
メラニン特異吸収
深在性色素班
ロングパルスアレキサンドライトレーザー
(LPIR)
755
メラニン特異吸収
脱毛
表在性色素班
Q-Nd.YAGレーザー
1,064
深在性色素班
Qルビーに劣る
ロングパルス Nd:YAGレーザー
1,064
組織深達性
脱毛
軟毛には不適
Nd:YAGレーザー
(クールタッチ)
1,320
真皮乳頭刺激
しわ取り
効果が少ない
ダイオードレーザー
810
凝固作用
組織切開
脱毛
脱毛では使い勝手が悪い
IPL
(フォトフェイシャル)
640〜1,200
フラッシュランプ使用
しわ取り
オーロラより効果が低い
IPL+RF
(オーロラ)
580〜980
RF(高周波電気装置)
しわ取り
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